「今 伝えたいこと」
〜被害者遺族としての経験を通しての共感対話〜
2021年12月17日 大阪市西梅田で起きた、心療内科放火事件の被害者となった方のご遺族のお話を拝聴致しました。
◯「拡大自殺」と言われる、自身の自殺に多くの人を道連れにした事件でした。
◯容疑者は、京都アニメーション放火事件や徳島県のアイドルグループのライブ会場放火殺人未遂事件に大変興味を持っていました。
◯容疑者は再犯者であり、更生を努めていましたが叶わず、心療内科に通っていました。
等々の容疑者についての説明があり、被害者遺族としてご自身がどの様に考えてきたかをお話くださいました。
私としては、絶対に許せない事件であり、ご遺族は更にお辛い日々を過ごしておられると考えておりました。
しかし、演者の方は、何故この様な事件を起こしたのか?容疑者もある意味において被害者ではないのか?等々を考えるようになったとのことでした。
保護司は、正にこの意味を追求し続けて、犯罪者の社会復帰に協力をする仕事です。
社会復帰に向けて、一生懸命に支援していても、昨年、大津市で保護司殺害事件が起きてしまいましたが、保護司の皆様は怯まず日々ご支援下さっております。
兵庫県としては、保護司の皆様の活動をしっかり応援出来るように、社会復帰に重要な意味を持つ、就労支援事業の充実に予算をつけております。
大変心が痛くなる様な講演会でしたが、大きな社会課題としての更生保護支援活動に、私も保護司として、また、兵庫県議会議員として今後もしっかりと努めて参ります。
北浜 拝














