政治理念
「介護・子育て・医療」が
私のスローガンです。
ご挨拶にも触れましたが、超少子高齢化社会に必要なことは元気な高齢者をつくる事であると考えます。
高齢者をつくるという言葉は大変お叱りを受けるかも知れませんが、何もしなくても健康という方は別として、基本的には健康は作る物であります。
現代の医療事情を見ても75歳以上の医療費の急増は国の財政を大変圧迫し、2030年団塊の世代が後期高齢者となるとその負担は急激に増えます。さらに、介護保険費は平成28年に10兆円を超え、増加の一途をたどっていきますが、それを支える若い世代は減少するばかりです。
国の財政をもたすためには、高齢者が元気になって、医療や介護の利用を少なくすることが一番の対策であることには間違いありません。
他にも元気な高齢者社会を作るために、高齢になっても社会生産活動に参加して頂くことが必要です。つまり仕事です。
しかし、若い方々の仕事を奪うことではありません。体力が衰える年齢にあった仕事作りです。高齢者事業の立ち上げを早急に推進しなければ、団塊の世代以降の定年退職組の行くところがありません。仕事が無く毎日が暇になれば病気にもなりやすくなってしまいます。
生き生きと生活して頂くためにも是非とも取り組まなければならない政策と考えます。
次に、「介護」の言葉には高齢者介護と障害者介護があります。介護が必要な障害、いわゆる3障害といわれる身体障害、知的障害、精神障害の方々は障害者福祉法により行政の援助があります。 しかし、高齢者に比べ障害者政策は大変遅れているという現状があります。その事に漸く政府も理解し動き始めたように考えます。特に従来の障害概念になかった「発達障害」による様々な事象は、単に変わった人達がいるという程度では済まされない多くの社会問題となってきております。 一般的に発達障害の方々は、特定な事に拘りが強く、コミュニケーション能力に欠け、社会的な生活に支障がでてしまうという問題があります。逆にその拘りからか一つの才能に秀でる方もあり、その能力を伸ばす事は社会にとり大変貴重な人材となります。その長短両方に目を向けるなど、発達障害の方々の社会参加に向け正面から取り組んで参ります。
「子育て」については行政の対策は大変不十分です。子育て支援と言えば待機児童の解消と誰もがすぐ思いつきますが、「子育て」の意味を深く考えて見ますと、子供は誰でも愛情溢れる環境で育てられる権利を持っています。
しかし、現実を見ますと幼児虐待や育児放棄などで悲しい思いをしている子供達が数多く存在します。
『子供(の命)を守る活動』これこそ私が取り組むべき課題とする子育てです。日本は中絶大国です。乱れた性により軽く考えられた行為により、生まれることもなく闇から闇に葬られる命を考える教育が全くなされていないのが現状です。子育てについて我が身のこととして取り組めるのは、子供を産み育てる女性ならではの活動と考えており、この活動は休むことなく取り組んで参ります。
「医療」の充実は、私たちの生活に安心を与える大きな柱です。昭和36年より開始された国民皆保険制度により、日本国民の健康は大きく改善されました。誰でも同じ医療を受けられる、しかも世界でも進んだ日本の高度医療を僅かな負担金で受けることができるこの制度は、私たちの宝物であり、決して手放してはなりません。 しかし、高齢化が進む中で医療費が我が国の財政に大きく負担になって来ていることも事実です。また、僻地医療の問題など医療の遍在も大きな問題です。これらの問題に国民一人一人が真剣に取り組まなければ、医療制度の崩壊に繋がってまいります。 国民の健康寿命増進のために取り組んで参ります。
最後に、兵庫県に限らず日本国内の情勢は大変厳しいものがありますが、その大変な時代だからこそ一人一人の心の「絆」が大切であり、それを繋げるのも一人一人の行動であると確信しています。私の政治理念にご賛同頂き、共に活動下さる方々をお待ちしています。