「人への思いやり」が社会を明るくする

[灘区を明るくする区民運動] 区民集会において、神戸市立長峰中学校3年の中井雄太君が
作文を発表してくれました。
人として忘れてはならない事を中井君は教えてくれました。
少し長い文章ですが、中井君の許可を得て全文をご紹介します。
『僕が思う社会を明るくする方法』 中井 雄太
僕は生まれたときから体が人より不自由でした。
といっても手がない、足がないというものではありません。人より骨の成長が遅く
手が短く背が低いのです。なので僕は今まで十回近く骨の手術を受けてきました。
僕が小学校へ入学したとき、最初はみんなからは「チビ」と言われたこともありましたが、
だんだんと僕の体のことを理解してくれて友達も増えていきました。
僕は手や足が短く体力もないので自分一人で出来ることが少なかったです。
例えば、授業で教室を移動するとき荷物をすべては持つことができませんでした。
そんなとき友達が「僕が、私がやるよ」と自分からいってくれて手伝ってくれました。
僕は今までの学校生活で協力ということを学びました。
そんな僕が考える「人への思いやり」とは助け合い、協力しあうことではないかと思います。
犯罪や非行を犯した人の気持ちは「どうせ僕なんてこの世にいないほうがいい」などと
自分のことをマイナスに考えてしまっていることが多いと思います。
自分も失敗ばかりしてじゃまと言われたときに「どうせ自分は」と考えて、あいつをいじめて
やろうとか死んだほうがましだと思ったことがありました。
けれどそんなときにいつも助けてくれた両親や友達、学校の先生方のことを思い出して
「こんなことをしてしまったらみんなが助けてくれた意味がない」と思って、そのような
行動をしませんでした。
犯罪や非行を犯した人は、自分一人でここまで生きてきたと思っている人も多いと思います。
でも一人だけで生きてきたというのは絶対に間違っています。
どれだけお金をかせげたとしてもどれだけ勉強して頭がよくても生きている中で一人だけで
生きてこられたとは言えません。
なぜなら人は親が何らかの事情でいない人でも他の誰かが必ず育ててくれたと思います。
僕の学校の先生はいつも「あなたたちの命の半分は親のものだ」とおっしゃっていますが
まさにその通りだと僕も思います。
今、「自分はどうせ」と思っている人がこれを読んでいるのならここで言わせてください。
「どんなに失敗が多く人に認めてもらえなくても生まれてきた意味は必ずあります。」
「どうせ自分は」ではなく「自分だからできる」ものを見つけてください。
そのためには周りの人がその人に思いやりを持ってください。
この世界のみんなが「人への思いやり」を持つかとが出来たなら、この社会はきっと
明るくなると思っています。

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