『世界遺産の和食の危機!? 出汁の真昆布の不漁が続く!』

この2~3年、北海道の真昆布の不漁が続いています。
今年は8月の解禁後3回しか漁に出られなかったとのこと、和食の基本である出汁(だし)が危機状態です。
この話を「佃真」の小濱社長より伺い、現場の状況調査に行きました。
北海道大学院水産科学研究院 安井肇教授のお話を伺い、漁師の方々から漁の状況や引き揚げた昆布を
整形していく作業現場を拝見しました。
引き揚げ→乾燥(天日、機械)→のして丸める→縁カット→付着物の除去→耳昆布カット→55センチに整形
など、他の水産物と違い漁師の手を離れるまで多くの工程がありました。
昆布出汁の旨味が和食の真髄であり、その味覚を子供達に教える食育活動をしているNPO法人の代表者
と共に昆布の現状を知る貴重な機会となり、消費者一人一人が和食の素晴らしさを、昆布の大切さを
今一度認識をしなければならないと改めて考えさせられました。

最近では昆布を摂取することで頭がよくなるとか、脳の血流が促進されるなどいろいろと言われて
います。今流行りの「フコイダン」は昆布の成分であり、とても柔らかい食物繊維であります。
昆布の良さについてもっと知りたくなった視察でした。
兵庫県はお酒で有名ですが、実は兵庫の津では昆布も盛んに売買されていて、兵庫には昆布問屋が
多いとも伺いました。
兵庫県に関係の深い昆布でもあるので、和食文化と共にその啓蒙に取り組んで行きたいと思います。

関連記事

  1. 7月10日参議院議員選挙

    いよいよ参議院議員選挙日が近づいて参りました。7月2日、センター街東口で…

  2. 本当に、本当に、感激しました!!

    「第4回 知的障害者によるアンクルン演奏会」に行ってきました。知的障害を…

  3. 地域の担い手づくりに苦心しています!

    令和5年3月15日に開催の「神戸つながるトーク」に参加しました。神戸…

  4. 「下り酒」再び──灘の酒が東京へ旅立つ日

    「下り酒」が再現されました😊本日11/3、灘西郷の樽酒&…

  5. 「手話の日」から考える、ことばの多様性と共生社会…

    キレイ✨だけど…。しっかりと考えたい🙂&#x2…

  6. 新しいメンバーが加わってしっかり汗もかきました!…

    本日、7/7(日)8:30〜 灘浜緑地の清掃活動を行いました。本日は…

  7. 小さないのちのドア(2)/北浜みどりのYou T…

    引き続き「小さないのちのドア」についてです。永原先生のお話は、本当に…

  8. 孫と楽しむ!神戸税関オープンカスタムで感じた学び…

    孫たちとはぐれながらも、ウロウロと楽しみました😃本日11…

PAGE TOP