夢と絆〜「北」での二十四年間、そして”今”〜

拉致被害者 蓮池 薫 氏の心の底から絞り出る思いを感じた90分でした。
8/26、ひょうご・ヒューマンフェスティバル2023inあしや「日々の生活と人権を考える集い」が開催されました。

会場では、様々なイベントがありましたが、メインの講演として拉致被害者の蓮池 薫 氏のお話がありました。
何故拉致が行われたのか?という問から入りました。

◯1977年、まず、9名の女性が拐われた。その理由として、よど号事件が関係していたこと。

◯次に3名の中年男性が拐われた。その理由は、日本人の身分が必要であったこと。

◯更に、カップルを含め11名が拐われた。その理由は、工作員として教育を施すこと。

この時はマカオから女性3名、レバノンから女性4名も拐われて来ていたとのこと。

◯そして、1978年に起きた大韓航空爆破事件に関係していた、金賢姫の証言で田口八重子さんの存在が明らかとなったこと。

◯2002年の日朝首脳会談で小泉純一郎総理大臣と共に5名の方々が日本の地を踏まれたこと。私はその時の映像を、今でも覚えています。

蓮池氏は、時系列で説明されながら、様々な思いや葛藤と闘って来られた事を切々とお話になられました。
拉致被害が発生して20年後に漸く日本国内で拉致が報道され、国民に問題意識が沸き起こりました。

これからも、拉致被害者の方々全てが戻って来れるように運動を続けます。

北浜 拝

※この講演は、9/8まで期間配信されます。

兵庫県人権啓発協会ホームページをご覧ください↓
https://www.hyogo-jinken.or.jp/

関連記事

  1. 視覚障害と向き合いながら音楽を届ける――濱田会長…

    津軽三味線の音色に惹かれて35年、一心不乱に演奏されている姿に感動しました!…

  2. 県政レポートが発行されました

    「少子高齢化を踏まえた社会づくり」という大きな課題に向かって、今後も全力活動…

  3. 住民の立場に立った防災を!

    この度「景観に配慮した防災を考える議員連盟」を立ち上げ、加田幹事長ととも…

  4. こころのケアの最前線— 記念誌に掲載された貴重な…

    とても珍しい事ですが、来賓として記念誌に載せて頂きました📖…

  5. 「音にふれて、心が動く」感性が花開く放課後デイの…

    音楽♫に溺れる体験は、才能を引き出すきっかけとなります♪本日、放課後デイ…

  6. 神戸市灘区の鶴甲に「困難を抱える女性や母子専用の…

    「六甲ウイメンズハウス」が、令和4年度の住まい環境整備モデル事業に選ばれまし…

  7. 視覚障害の方々が安心して通行できる灘区を目指しま…

    先日、視覚障害の方がお話をして下さいました。「白杖を持つ方々が、狭い…

  8. 障害者支援に頑張る若い人達に会って来ました!

    障害者支援に頑張る若い人達に会って来ました!神戸市中央区のマンション…

PAGE TOP