2月4日に、「ハンセン病問題に関するシンポジウム」が開催されました。
この会が兵庫県で開催されるのは初めてのことです。
私はこの病気は、治療方法も確立され完治できるようになったので、
既に過去の病気と考えておりました。
しかし今もなお、病気による偏見や差別を受け続けている方々がおられることを知り
大変ショックを受けました。
ハンセン病は「らい菌」の感染により末梢神経や皮膚がおかされ、痛みや熱さ・冷たさを
感じなくなってしまいます。ケガをすると化膿が酷くなり、切断をしなければなりません。
そのため昔は指や足が無い方々も多くおられました。
昭和35年には隔離する必要がないと証明されたにもかかわらず、平成8年の
「らい予防法の廃止に関する法律」が制定されるまで、隔離政策が行われていたことを
知りました。
理不尽な扱いを受けてこられた患者の方々と、そのご家族の心中を察すると、
胸が潰れる思いを致しました。
私たちは知らなければなりません。
社会に起こっている様々な事を、知る努力を続けなければなりません。
私も機会を見つけては、勉強会に参加して参ります。