篠山市今田町上立杭に現存する丹波焼の登窯「最古の登窯」は、兵庫県の
有形民俗文化財に指定されています。
この登窯は、平成26年度より2カ年かけて、丹波立杭陶磁器協同組合が中心となり
多くのサポーターや一般の方の協力で大修復を終え、27年に初焼成を行いました。
その<最古の登窯復興と丹波焼の里活性化推進プロジェクト>の進み具合を、
昨年11月14日に文化振興議員連盟の一員として「最古の登窯の保存と、窯元の活動について」
を調査に行きました。
地域の皆様が一丸となって取り組みんでいるこのプロジェクにおいて、平成28年は一般、
サポーター、中・高・大学生、ボランティア、窯元の作品、約1000点を窯詰めし、
11月18日(金)~20日(日)の3日間昼夜を通して焼成されました。
今年は、2000点近い作品が5月2日~4日の3日間昼夜を通して焼成されます。
私は、偶然にもその窯入れの現場に出会うことができ、皆さんの力作をじっくりと拝見する
ことができました。
燃料となるアカマツの調達が難しくなってきているので、今年は竹を燃料とする実験も行われる
とのこと。竹ならばいくらでも調達できるので、その火力と持久力に期待がかかっています。
窯出しは5月12日で、その時の皆さんがドキドキする気持ちが伝わってきました。
来年は私も挑戦したくなりました。
是非、皆さん火入れの時や窯出しの時に篠山市にお出かけいただき、わくわくドキドキする瞬間に
立ち会ってくださいませ。